赤ちゃんの排泄 PooとPeeのおはなし

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

赤ちゃんの排泄について ①

赤ちゃんは、月齢によって食べ物が違うので、いろいろな便をします。
今回は赤ちゃんの便についてお話しましょう。

まず、1番最初の便は胎便といって、生後すぐから2日くらいまでの便で、緑がかった黒くべったりしたタール状の便です。 海苔の佃煮に似ています。
この便は赤ちゃんがおなかにいるとき飲んだ羊水や、その中に混じっている腸粘膜上皮や胆汁などが混ざったもので、においはありません。





 

 

 

 

 

 

それから母乳やFM(人工乳)の便に変わってゆきます。 最近のFMは母乳の成分に近いので、便の性状も、母乳とあまり差がなくなってきましたが、やはり母乳とは異なるタンパク質ですから、便は若干重く粘液性が多くなる傾向があります。 このため普段母乳を飲んでいる子がFMを飲むと便秘したり、回数が減ったり、便が硬くなったりすることがあります。 
基本的には、この時期の便は、離乳食が始まるまでは、ほとんど下痢便のような柔らかさです。水っぽく、赤ちゃんによっては1日に何度も何度もします。
また、1日に1回だったり、2~3日に1回という子もいます。回数が少なくても、多くても、赤ちゃんが機嫌良く、よくおっぱいを飲んでいれば、特に心配は要りません。
ただ、回数が少ない子で、排便のたびに苦しそうににいきんだり、排便の痛みで泣いたり、時に肛門が切れたりするときは、赤ちゃんに水分を大目にあげるようにしたり、母乳のお母さんは水分摂取を増やしを授乳の量を増やすなどをして、少しでも便が柔らかくなるような工夫が必要です。
FMの場合、種類によってかなり消化が変わってきますので、ブランドを変えるのもよいでしょう。


全部正常なウンチです。






 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ただ、このようなことは母乳やミルクだけのときはあまりあることではありませんが、離乳食が始まるとその量に応じて、また、食物に応じて起こりやすくなるので注意しましょう。母乳やミルクだけのときの便の色は、黄色が主体で、時に黄緑色や緑色のときもあります。粘液っぽいときや黄色いクリームスープのようなもの、かぼちゃの煮物のようなもの、などいろいろです。
離乳初期などに、にんじんやほうれん草の色が出ることもありますし、そのまま未消化で出てくるときもありますが心配は要りません。また黄色い便につぶつぶの顆粒状のものが混じっていたりしますが、すべて正常です。また、この時期の便はすっぱい感じの臭いくらいで、大人のような便臭はさほどありません。が、便秘をしたりすると、腸内発酵が進み、おならや便が臭くなってゆきます。
離乳食が進むにつれ、便の性状もにおいも、大人の普通の便に近づいてゆきます。
排泄時にびっくりするくらい大きな音で排便したり、大きなおならをしますがこれも正常です。

赤ちゃんの排泄について ②

今回は異常な便の状態についてお話します。消化機能が大人に比べて未熟な赤ちゃんの便はさまざまな形態を示します。また、授乳期、離乳期などの食生活によっても変化します。色もさまざまです。大切なのは赤ちゃんの機嫌がよく食欲もあり、皮膚状態もよいならほとんど心配はないものです。

便の色では極端な表現ですが、赤、黒、白以外の色はまず心配は要りません。
では、この3色はどのような異常があるのでしょうか。







 

 

 

 

 

 

 

赤や黒い便は血便の疑いがあります。上部消化管のほうから出血があるとコールタールのような真っ黒い便が出ます。また、腸炎、切れ痔(裂肛)、下部消化管から出血があると血の混じった便や赤黒い便が出ます。便秘や固い便で肛門が切れてしまって血が混じることもありますし、下痢でお尻がただれておむつにほんの少し血がついてしまう場合もありますが、これらはさほど心配な血便ではありません。

白い便はロタウイルスなどが原因でおこる白色性下痢症や、胆管異常、肝炎などで胆汁色がつかない便の場合などがあり、前者は下痢症状が激しいので脱水に十分な注意が必要で、後者は生命の危険を伴いますので早期の治療が必要です。

赤ちゃんは下痢を起こしやすいものですが、下痢の大部分は風邪などのウイルス感染によるものです。授乳期の便は下痢便にまちがえやすいかもしれませんが、病的な下痢便は酸臭も強く、回数も多く、赤ちゃんの機嫌が悪い、お尻がすぐただれる、発熱、嘔吐、食欲不振など他の症状が伴いますから容易に判断できます。
下痢の場合、もっとも注意することは脱水です。十分な水分を補給します。下痢止めの薬というものはあまり特効性のある物はなく、原因を除かない限りおさまりません。食欲がないなら無理に食べさせなくても、食べたがるものだけと水分を与えておくようにしてください。柑橘類や乳製品、アイスクリームや油分の多いものは避けます。離乳前の赤ちゃんなら母乳やミルクはこまめに与えてください。1度に多く与えるのではなく、少量ずつ何回も与えます。
いやがったり、吐いたりする場合、氷やシャーベットにしたポップを少しずつ口に含ませるのもよいでしょう。甘くした紅茶をシャーベットにしたものも嘔吐や下痢に有効です。ポプシクル(アイスキャンディー)、おかゆ、バナナ、りんごをすったもの、野菜スープなどもかまいません。離乳食は柔らかい消化のよいものに戻します。赤ちゃんの全身状態をよく観察します。赤ちゃんが少しでも食べたり、飲んだりできたり、機嫌がよかったり活動性があるなら様子を見ますが、まったくなにも受け付けない、ぐったりしている、皮膚や唇がかさかさになり張りがなくなる、目が落ち窪むなどの状態は脱水状態を起こしていますからすぐ受診します。
お尻がすぐただれるので、排便のたびにぬるま湯で洗い、乾いたタオルで水分をよく取り乾燥させます。皮がむけたり血が出たりしたら薬をつけてあげます。薬はダイパーラッシュ用で何種類か出ていますが、あわないとかえってひどくなるのでその場合はすぐ使用を中止し換えてください。
離乳初期は特に消化不良を起こしやすく下痢をしやすいので、ゆっくり、少しずつ様子を見ながら進めてゆきましょう。

赤ちゃんの排泄について ③

今回は赤ちゃんの便秘と尿についてです。赤ちゃんの排便回数はまちまちで、毎日出る子、何回も出る子、2日に1回や3~5日に1回の子、などさまざまです。たとえ、3日に1回でも赤ちゃんがよくおっぱいや離乳食もとっていて機嫌良ければ心配は要りません。赤ちゃんのリズムと思ってかまいません。しかし、排便時に痛がる、便が硬くて肛門が切れる、排便に時間がかかって苦しがっている、おなかが張っているなどはなにか対策が必要です。

そんな時は、まず摂取している食べ物に工夫してみましょう。通常おっぱいだけの赤ちゃんに便秘はほとんど見られません。離乳食を食べるようになってから、というのがほとんど。水分を多めに与える、柑橘系の果汁を与える、砂糖水を与える、繊維質の食事を工夫する、などいろいろ試してみましょう。朝おきて食事やおっぱいの後におへその周りを指2~3本の腹でゆっくり時計周りにマッサージしてあげるのも効果があります。どうしても硬くて1週間近く出ないときは、綿棒の先にベビーオイルなどをつけて約1cmくらい肛門から入れて、そっとくりくりと綿棒をまわすようにして刺激を与えます。それをやく3回繰り返します。
その時すぐでなくても、おなかをさすっているうち、出ることもあります。病的な便秘としては、生まれつき結腸やS状結腸の神経節が欠損し、腸管拡張が悪くて起こるヒルシュスプルングという病気がありますが、この場合、頑固な便秘が続き、おなかが膨らんでくるほか、栄養状態も悪くなってきます。軽いと便秘と間違われて発見が遅くなる場合もありますがまれな病気です。

赤ちゃんの尿はほとんど無色から薄い黄色、排尿回数は乳児で15回から20回、幼児でも10回くらいある子もいます。たまに尿中の成分である尿酸塩が混じった場合、尿が薄いピンク色やオレンジ色になりますが、心配は要りません。このような場合、タイて赤ちゃんの摂取水分量が少ない新生児期によくおこりますので、できるだけこまめに授乳しましょう。

尿の異常は、排尿の回数が異常に多いか、極端に少ないか、何度も排尿に行くのにほとんどでない、排尿時に痛がる、赤い血尿が出る、尿にうみが混じっている、などの場合です。膀胱炎などの尿路感染症や腎盂腎炎、腎臓腫瘍、ネフローゼ症候群、膣炎、包皮炎など考えられますので、すぐに受診して下さい。その際、何回くらい排尿があるか、尿量はどのくらいか、食欲や水分の接収量はどの程度か、発熱や他の症状の有無、機嫌はどうかなどをDrに報告しましょう。

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