子どもと一緒の長距離旅行

 

 

 

 

 

 

 

 

小さなこどもをつれての海外旅行、長距離旅行を楽しく成功させるために、いくつかの点に注意しましょう。

 

自動車による長距離旅行の場合

 

コースはきちんと把握して、どこに休憩しやすい場所があるかを確認しておきましょう。

授乳中の赤ちゃんなら、2~3時間おきに授乳しなければなりませんが、車に揺られての授乳はあまりおすすめできません。

どこかでゆっくり授乳できるようにしてあげましょう。幼児なら、トイレ休憩も大切です。

 

車内ではチャイルドシートに体を固定されたままです。長時間は赤ちゃんも子供もつらいです。

できれば1~1時間半毎に車を止め、車外に出て、体を伸ばしたり、動かしたリ、深呼吸したりしましょう。

こまめな水分の補給はこどもにとって大切なので、トイレを気にして控えさせるようなことはしないでください。

 

キャンピングカーのような設備があるなら別ですが、普通の乗用車のなかで夜明かしをするようなことはやめましょう。

空気も悪く、気温もさがりますし、体を十分に伸ばせないのでは子供には酷です。

夜通し走らなければいけない距離なら、決して無理をせず、途中で一泊できる場所を確保しましょう。

 

ラフロードの長時間走行はやめましょう。激しい振動が続くと、チャイルドシートに乗っていても、脳震盪を起こします。激しい脳震盪は脳にダメージを与えます。

常に大人の都合よりも、子供の体調を意識して行動してください。

                                                    

 

飛行機で移動する場合

 

目的地までの距離、時間にもよりますが、できるだけ乗り換え、乗り継ぎの少ない路線をとりましょう。乗換えが多いと子供も大変ですが、大人もたいへん。小さな子供をつれての乗り換え移動はかなりの疲労です。

また、どうしても乗り換え、乗継があるなら、できるだけ移動時間に余裕があるようにとりましょう。

 

航空会社では乳児食、幼児食を用意してくれるところが多いので、リクエストしておきましょう。

オムツやおもちゃなども用意してくれる場合がありますが、事前予約が必要です。

利用する航空会社にどのようなサービスがあるかを確認してください。

JALでは、お母さんと赤ちゃん、または小さなお子さんと旅行する場合、搭乗から、着後荷物のピックアップ、税関を出るまでスタッフがお手伝いをしてくれるサービスなどがあります。これ等のサービスも航空会社によっていろいろなものがあるようです。(何もないところももちろんあります)

 

チェックインは早めにして当日のフライトに空席があるなら、できるだけ横を空けてもらうように頼むのも良いでしょう。

2歳未満の乳幼児は座席がありませんが、横座席を空けてもらえることで、座らせたり、横にさせたりできます。

そのようなリクエストは早めにチェックインをして問い合わせると案外応じてくれますが、混雑期は無理なので、

比較的すいているシーズンに旅行するのが小さな子供連れにはおすすめです。

 

5~6ヶ月以下くらいならBASSINETを予約できます。これは小さな箱型のベッドで座席の前の壁につけますので、

利用できる席が限られていますので、早めに申し込みます。ただし、重さ制限があり、だいたい10kg未満ですが、

若干航空会社によって異なりますので、事前に確認してください。座ったり立ったりするような月齢では利用できません。(落下の危険があります)

カーシートを機内にもちこみOKの航空会社もあります。また、簡易型のストローラーなら持ち込みOKだったり(機内ではフライトアテンダントに預けます)、チェックイン後空港内で使用できるストローラーを貸してくれる航空会社もあります。

 

                                  

 

搭乗直前におむつがえ、トイレは済ませておきましょう。離陸準備から離陸後少しの間まではトイレに行けませんので。

動き回るようになった子供の場合、空港の中のプレイルームで搭乗前にたっぷり遊ばせておくと、機内で疲れて眠るかもしれません???(インターナショナルエアポートでは大体どこでもプレイルームがあります)

 

機内は大変乾燥しますので、こまめに水分を与えてください。(授乳中はいつもより少し短い間隔で授乳すると良いでしょう)

しかし、離陸時は気圧が急激に下がりますので、そのときおなかに入った空気が膨らみ、不快感を起こします。嘔吐の原因にもなりますので離陸時はたくさん水分は与えないでください。機内にブランケットがありますが、昨今、数を十分用意していない航空機もありますので、フライトアテンダントに言ってもらっておきましょう。うすでのバスタオルやひざ掛けのようなものがあると子供のクッション代わりになったり、眠いときのおくるみ、授乳中の胸隠しになって便利です。

 

乳幼児は、吐いたり、食べこぼしたり、おしっこがもれたり、などなどいろいろなことで服や下着を汚しやすいので、替えの服、下着は3セットくらい用意しておきましょう。オムツは航空会社で用意してくれる場合もありますが、それでも2~3枚から数枚がいいところなので、オムツは少しいれておきましょう。お気に入りの絵本、ぬりえ、おもちゃは少し持っていると良いでしょう。最近の機内はエコノミーでも専用のTVがあるので、子供番組をみせることもできます。

好きなDVDなどがあるならポータブルのDVDプレイヤーを持ち込むのも良いでしょう。

長時間のフライトでは飽きてしまうことが多いので、1~2時間おきにすこし機内を歩かせたりするのもいいでしょう。

 

小さな乳児は、意外と機内では眠ってくれたりするのですが、大きくなるにつれ、興奮して眠れないことがあります。

乗り物酔いの薬をDrに処方してもらい、搭乗直前に飲ませると、鎮静効果もあり、眠れたりすることもあります。

 

どこの航空会社でもだいたい生後1週間をすぎると搭乗できますが、特別な事情がない限り、母子ともに産後の疲労から落ち着いてきてからのほうがいいでしょう。カナダでは生後2ヶ月から予防注射が始まりますので、せめて第1回~第2回の予防注射くらいまでを受けておいてからの出発のほうが良いと思います。

 

行き先によっては、水質、食べ物の種類、調理法、衛生状態が大きく異なる場所もあります。目的地の食事、衛生、医療、安全情報は十分把握しておきましょう。

旅行保険は加入しておくほうが良いと思います。日本国籍を保有している人が日本に旅行した場合、長期間滞在予定なら住民登録をすればすぐ国民健康保険に加入できますから、そのほうが乳幼児連れには安心です。

 

                                               

 

飛行機で問題になるのは、気圧の変化、それによって酸素が薄くなること、それと湿度が低いことです。気圧の変化はおなかにたまったガスや中耳に影響します。酸素が薄くなることに関しては、低酸素の状態は、乳児には呼吸抑制に働くという論文もありますが、心肺機能が健康な乳児ではほとんど問題ないと考えていいでしょう。(機内の気圧はある程度調節されていますし、一時的なものです)湿度が低いと、気道の粘膜が乾きやすくなります。そうするとのどがやられたり、感染を引き起こしたりします。

飛行機での気圧の変化による中耳炎を航空性中耳炎と呼びます。これは大人だろうと子供だろうとなる可能性はあります。中耳(鼓膜の内側)には少量の空気が入っており、耳管と呼ばれる管で咽頭部とつながっています。
この耳管は通常閉じていますが、開閉し空気が通ること(通気)によって外部の気圧(圧力)と中耳の気圧を一定に保っています。
しかし、離着陸時の急激な気圧の変化によって耳管が閉じたままになり、鼓膜の内側と外側で圧力の差が生じて起こるのが航空性中耳炎です。中耳と鼻を結ぶ耳管がつぶれてしまって、空気の出し入れができなくなったために起こるのですが、たいていの場合は着陸時(もちろん離陸時にも耳が痛くなる可能性がありますが)に問題が起こります。

 

乳幼児の場合、耳が痛くなると泣きますが、泣くことでも「耳抜き」ができますが、離着陸の際に水などを少し飲ませたり、おしゃぶりを与える、指を吸わせる、飴をなめる、あくびをするなど、子供のできることを行います。乳児はおっぱいや指を吸わせます。
むしろ問題は風邪を引いていたりして上気道に炎症があったり、はじめから中耳炎をおこしていたり、アレルギー性鼻炎などをもっていたりすると、耳管はつまりやすくなりますから中耳炎が悪化します。ですから、飛行機に乗る前に風邪をひかない様に注意するとか、風邪をひいた場合は搭乗を延期することが必要です。やむを得ない場合は医師の診察を受けて、相談してください。

 

目的地に到着後はできるだけ早く宿泊場所に入り、水分を十分にとらせて、休ませるようにしましょう。(ついた当日、あちらこちらに動き回らないように!) 食事は消化の良いものをいつもよりは少な目気味であたえましょう。

 

耳の不調(ぐずる、耳を触る、耳に触れるのを嫌がる)や、時差の関係でねむれないときは、子供用(赤ちゃん用)の鎮痛剤を月齢、年齢に合わせた量を与えます。鎮痛消炎と鎮静効果によって眠れると思います。一晩眠って、けろっと元気になればOKですが、翌日になっても耳の不快を感じる場合(不快を表すようなしぐさをしている場合)、熱が出たり、耳から浸出液があったりした場合、すぐ耳鼻科を受診してください。

 

子供は大人よりも何倍も早く水分を失い、体内に保水しておくことができません。また、鼻粘膜やのどの粘膜も乾燥しやすく、菌やウイルスがつきやすいです。体力もありませんので、大人と同じペースで動かさないように、子供を中心にした行動計画を立ててあげてください。

せっかくの旅行だから、と毎日動きっぱなしではなく、何日かに1日はせめてゆっくりする日も設けてくださいね。

 

最後に意外と知られていないとても大切なこと。

海外に片方の親と子供だけで旅行する場合、一緒に行かない片方の親の旅行承認書を用意してカナダに戻る必要があります。カナダ出国はいいのですが、たとえばママがお子さんと一緒に日本に帰省して、また後日カナダに戻る際、パパの旅行許可を得ているかどうかを入国時確認を求められる場合があります。
これは、片方の配偶者が子供を連れてどこかに行ってしまうことを恐れるため。
片方の親の許可なく子供をつれだすと、誘拐に問われる場合もあるということを知っておいてくださいね。
そこで大事なのが許可証です。サンプルがありますので、下記サイトを確認してください。
移民官に提示を求められる場合もあれば、求められない場合もありますが、求められて持っていないと問題になってしまいます。
旅行前に用意しておき旅行荷物と一緒に持参し、カナダに戻って通関の際には移民官に何もいわれなくてもカナダ入国時にパスポートと一緒に提出しましょう。    
https://travel.gc.ca/travelling/children/consent-letter

 

では、楽しいご旅行を!!

 

 

                  

This site was designed with the
.com
website builder. Create your website today.
Start Now